ポーランドではプレーオフが始まりました。
プレーオフには上位4チームが出場でき、セミファイナルでは1位と4位のチーム、2位と3位のチームの対戦となります。
これに勝ち抜いたチームがプレーオフ決勝に進み、ポーランド1をかけた戦いに挑むことになります。
僕たちシレジアはリーグ戦2位だったので、3位のブロツワフとの対戦でした。
初戦はシレジアのエース渡辺と向こうのエース、ベネズエラ人のオチョアとの先発で始まりました
試合は予想通りの投手戦で、お互い全く打てず、スコアボードには0が並んでいきます。
僕もこの試合は全く打てなかったのですが、終盤の7回のピンチに奇跡のダイビングキャッチをし、守備だけではチームに貢献できました。
試合は1対1の接戦で延長戦に入ります。
結局試合は延長12回までもつれ込み、最後は相手のエラーでサヨナラ勝ちとなりました。
シレジアの先発渡辺は12回完投で196球の熱投。相手のオチョアも10回まで投げぬき、両先発が奮闘した試合となりました。
次の試合の先発は、シレジアはポーランド人ガラスのエース、アディと向こうもポーランド人投手の先発で始まりました。
試合前、ガラスの身体を持つアディが肘が痛いと言い出します。
ウチの投手陣はものすごく層が薄いので、アディが降板するとなかなかピンチになります。
アディには最低でも7回は投げてもらわないと困るんです。
念のため、最初のキャッチボールの段階から僕も投げる心構えでアップしていたところ、
アディが僕に向かって一言。痛み止め飲んだら全然大丈夫やわ!とアディスマイル。
試合が始まると、のらりくらりとガラスのエースアディが完投勝利!
痛み止め作ってくれた人ありがとう!
これで僕たちは2連勝で、プレーオフ決勝のポーランドシリーズまであと一勝となりました。