こんにちは大谷です。
今回は野球場ではありません。
日本の国技の1つである柔道です。
柔道場は室内競技なので見つけるのがなかなか大変なんですけどね、
なんと、クロアチアには70個もの柔道クラブが存在するようで、野球をはるかに上回っています。
思っていた以上に普及しています。
僕の住んでいるカルロバッツでは見かけたことはありませんが、どこかにあるのかな?
僕が今回訪れたのは、クロアチアの海沿いにある小さな観光地プーラ!
プーラの町についてはまた後日書こうと思います。
そこでひときわ活気のある柔道場を発見。たまたま発見したわけではありませんが笑
しかも、指導者は Japanese!
そう、今回観光兼、クロアチア柔道を見学という名目で僕はプーラに行ったのでした。
自分がやってるスポーツ以外を見たり体験することは、選手はもちろん指導者にとっても大事なことです。
今回のこんなところに日本人は、近藤俊クロアチア代表コーチです。
毎日新聞の記事にも掲載されています。有料記事ですが。
https://mainichi.jp/articles/20190807/ddl/k05/050/052000c
彼とはその日初めて会いましたが、同じクロアチアで活躍するアスリートとして連絡を取っており、今回お会いすることとなりました。
そして、初対面ですが一泊泊めてもらいました。ありがとうございます。
彼は今は主にコーチとして活動しており、クロアチアの子ども達に柔道を教えています。
いろんな年代の子を教えているため、練習はほぼ毎日。
しかも、海外遠征も多いため、クロアチア近辺の国にもよく行くそうです。
待遇は二世帯住宅の一部屋を無料で提供され、指定されたレストランが無料で食べれる+給与をもらっているとのことです。
スポンサーのレストランが無料というのは、クロアチアのスポーツチームあるあるなのでしょうか?
いや、ヨーロッパのチームあるあるかもしれません。
プーラの道場には多くの子どもたちが在籍しており、在籍は約100人!
おいおいクロアチアの大人の野球人口より多いんじゃないか?笑
プーラの道場には
幼稚園クラス 30名ほど
小学生 40名ほど
中学生 20名ほど
それ以上が10名ほど在籍しています。
これを見てわかる通り、子どもには人気があるが、大人になるにつれ柔道から離れてしまうこと。
僕が見に行った時は小学生の部の練習だったのですが、みんな楽しくやってるなーという印象でした。
練習が始まる前は子ども達のワイワイがやがやと賑わっており、これをまとめるのは大変そうだなーという印象でした。
コーチは近藤俊コーチともう一人のクロアチア人コーチの二人体制。
練習前はちゃんと正座をして一礼。
そして、クロアチア人コーチが今日はカルロバッツから来た日本人のナオキが来てるぞ!と紹介されたので、僕も帽子を取って一礼。
子どもたちが水分補給する際、一度畳から出る時と再び戻る時にお辞儀をするんですが、
日本人みたいにちゃんとお辞儀できている子、90度まで深くお辞儀する子、首だけこくりとやる子など、
いろんな子がいておもしろかったです。
見学後は近藤さんとクロアチアあるあるなどいろんな話で盛り上がり、深夜ぐらいまで話していました。
彼もプーラでは日本人の知り合いがいないらしく、お互い日本語を話したくなるよねという話しもしていました。
ちなみに彼はクロアチアに2、3年住んでおり、クロアチア人とはクロアチア語で話しています。
大人は英語を話せる人が多いクロアチアですが、子どもを指導するとなるとクロアチア語は必須です。
プーラの柔道場では日本語が書かれた柔道着を着ている子がいます。
これは近藤さんが日本の柔道着を寄付してもらって、それをクロアチアに送ってもらったそうです。
その送料は15万ほど。
しかも自腹で。
自腹だったら正直僕はここまでできません。
やるなーと思いましたね。
しかし、なぜここまでしてクロアチアで柔道のコーチをするのか?
最大の謎を聞いてみました。
彼の夢は東京オリンピックに教え子が出場すること。
そして、自分もクロアチア代表のコーチとして東京オリンピックに出場することが夢と語っていました。
柔道と野球。
全く違うスポーツですが、同じ日本人が異国で奮闘している姿を見ると僕も頑張らないとなと刺激をもらえます。
毎回思うのはみんなスゲーなと感じます。
東京オリンピックにクロアチア代表が出れば、コーチオレの友達だよと自慢するのは間違いないでしょう。
今回記事を書くにあたって、自分いろいろ正直に書いちゃうけど、なんか書いたらまずいことあります?
と聞いたところ、
ないです!なんでも書いてください!と答えてくれた近藤コーチ。
プーラでは大変お世話になりました。ありがとうございました。
またどこかで会えることを楽しみにしています。