モンテネグロのコトルからアルバニアのティラナへ。

 

 

クロアチアからトルコまで下道スーツケース旅。

 

前回

ドゥブロブニクからモンテネグロの猫の町コトルへ。

 

コトルからアルバニアの首都ティラナへ移動となり、バス停へ向かうと30分バスが遅延。

どうやらバスの運転手はアルバニア人の様子。

30分ぐらい遅れるのはいつものことさと、地元の人が言っていました。

そして今回のバスはバスというより大きめのバン。

7時間ぐらいかかる距離ですが、もちろんトイレなど付いてませんし、WIFIもないし、座席を倒すこともできない。

このクオリティーならもっと安くしてほしかった。。

まぁ、2000円ぐらいだから特別高くないのですが。

バスの中はアルバニアミュージックが流れています笑

後でわかったことですが、アルバニアの長距離バスの中はアルバニアの音楽が流れているんです。

アルバニア独特の音楽が笑

アルバニアはつい最近まで鎖国していた国であり、その影響もあり、あまり発展していないと聞いていました。

運転手も鎖国の影響か英語がほとんど話せません。

これは鎖国の影響かどうかは定かではありませんが笑

 

クロアチア、セルビア、ボスニアなどのバルカン地域の国は言語がかなり似ているのですが、どうやらアルバニアは例外のようです。

バスの中でボスニア人のおばさんが運転手に向かってなんでお前は英語を話せないんだと、少し怒っていました。

運転手のおっさんはヘラヘラしていましたがね笑

 

アルバニア語はバルカン地域では珍しく、どこの国の言語とも似てないようです。

全てが変わっている国です。

モンテネグロとアルバニアの国境に到着。

狭いバスの中に警察が入ってきます。

少し緊張が走る車内。

国境審査の時の警察はあまりフレンドリーでない人が多いのですが、ここの警察は僕が日本人とわかると、こんにちはと話しかけてきて、雑談してきました。

ずいぶんフレンドリー。

そして、入国のスタンプは押されませんでした。

インク代の節約?

バスも他の国とは違う点が何個かありました。

まず、長距離バスなのに運転手がピザ買ってくるから待っててと、突然ピザ買いに行っちゃうんです。

まさかのピザ休憩。

他にピザ買いに行きたい人いるかい?と乗客に訪ねてくれます。

誰も行かないとなると、びっくりした表情で小走りでピザを買いに行きました。

その時は乗客みんな苦笑いしていましたね。

日本はもちろん、他のヨーロッパの国でもあまりこういう運転手はいないでしょう。

あと、運転手のおじさんが地元の友達をいきなり乗せるんです。

いきなりバス停でもないところに止まり、待っていた地元の友達を乗せ、友達としゃべりながら運転。

よく携帯で通話しながら運転しているのですが、地元のおっさんをどこでピックアップするかを話していたのでしょう。

 

友達はまた、バス停ではないその辺で降りて行きます。

僕たち外国人にとっては不思議な光景で、あいつまた知らないおじさんを乗せたぞ。と思いながら見ていました。

信号も日本では見たことのない信号機が!

なるほど、ここまで光るのかという感じです。

確かにこっちの方が見えやすいかもしれない。

街に着くと、意外にも英語表記の店がたくさん。

鎖国していたと聞いてたので、英語表記はないかと思っていましたが、意外と町は英語だらけ。

防犯カメラだってうまく活用されています。

ヨーロッパは本当に立ちションする人が多いですからね。

youtubeにアップするぞという脅しまで笑

 

さすが首都ティラナ。

ただこのティラナ、旅人たちからの評判はあまりよくありません。

みんな何もないと言っていたので、僕もあまり期待しないでいました。

実際、確かにあまり観光スポットがない。。

ミュージアムとか博物館がメインでしょうか?

毒ガスマスクを馬などにもつけていたそうです。

ティラナの中心地にはなぜかメリーゴーランドが。。。

でもね、僕はティラナ好きです。

ティラナにはオシャレなカフェが多く、中心地は人も多いので、東京を思い出させてくれます。

懐かしい。。

 

カフェでは良い雰囲気の中、美味しくて安いカプチーノが飲めるので、かなり得した気分になります。

そう、ティラナは物価が安い!

ボスニアと同じくらいの物価でしょうか?

公園で売ってたアルバニアスイーツ?

中身は特に何も入っていない揚げ物にチョコをかけたもの。

100円。

観光客には少し高めの値段を請求されることもあるらしいです。

ケバブが150円

アルバニアのケバブはフライドポテトが入っていました。

大きさは小さめ。

公共のバスが40円

ホステルも1泊800円ほどで朝食食べ放題でした。

ここのオーナーにはとてもお世話になり、飲みにつれてってもらったり、夕飯までご馳走になりました。

ホステルの営業は冬は客が少ないからやらないで、冬の間は違う仕事をするみたいです。

いろんな働き方がありますね。

 

そして、カフェのカプチーノは120円ほど。

レストランでも500円超えると少し高いなという印象でした。

それもそのはず、アルバニアの平均月収は4万ほどと、現地の人が言っていました。

日本人からすると、アルバニアの全てのものが安く感じます。

この物価の安さなら自炊する気力も出ず、毎回外食でした。

僕がティラナでオススメするレストランがここ。

Mr.フィッシュ

 

新鮮な魚を販売しつつ、レストランもやっているので、新鮮な魚料理が楽しめます。

クロアチアにいる間はあまり魚を食べる機会がなかったので、久しぶりの魚はとてもおいしかったです。

感動しましたね。ホント。

僕は久しぶりの魚の味に感動し、2回行きました。

味は良かったのですが、中心地から少し歩くためか、あまり混雑はしていませんでした。

ティラナは中心地はかなり栄えているのですが、中心地から少し抜けると建物は古くなり、お店もなくなってきます。

なんかこのアルバニアという国はおもしろそうだなと思い、予定を変更してアルバニアの世界遺産の町、ベラトへ。

 

このベラトでは心が痛むアルバニアの現実も見えてしまいました。

首都ティラナから世界遺産の町ベラトへ。

 

 

 

 

 

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