日本の高校野球は金属バットをいつまで使い続けるのか?海外と比較。

こんにちは大谷です。

今回はここ数年甲子園の時期になると話題になる金属バット問題です。

横浜ベイスターズの筒香選手も何回か訴えかけていますよね。

https://news.livedoor.com/article/detail/16710582/

日本では高校野球までの子供たちはみんな金属バットを使用しています。

金属バットの何が問題かというと、簡単にいうと飛びすぎるということです。

バットの芯に当たらなくてもホームランになることが増えており、甲子園でのホームラン数は近年上昇傾向にあります。

もちろん、高校球児のバッティング技術が上がってきていることもホームラン量産の理由の一つでしょう。

フライボール革命もその一つかもしれません。

トレーニングや技術も上がってきている今だからこそ、バットを変えるべき時なのではないでしょうか?

プロや大学、社会人野球では木製バットを使用しています。

高校球児も木製バットを使うべきか?

個人的には木製バットを使うことはいいと思うんですが、木製バットは運が悪いと新品でも一球で折れてしまいます。

都立や県立の学校にはバットを何本も買う予算はないと思います。

そして、弱小校ほどバットが頻繁に折れてしまうでしょう。

なぜなら芯でとらえることができない時ほどバットが折れてしまうからです。

ということは、技術がない選手が使うとバットが折れる確率は高いということです。

もし、僕が高校時代木製バットしか使わなかったら、あきらかにチームのバット破壊王になっていたでしょう。

おそらく監督にはバットを破壊しすぎてキレられ、バット代として部費は他の人の2倍、あだ名はラオウになっていたかもしれません。。。

でも、当てるだけじゃ飛ばないなら、いくら当時のぼくでも金属バットじゃなく、木製バットでも打球を強く飛ばせる方法を考えたでしょう。

今の高校球児も技術が上がっているんです。

木製バットにしたとこで彼らはそれを乗り越えようと研究し、努力するでしょう。それだけの力があるはずです。

ただ、大幅にホームランは減るでしょう。

それなら再びラッキーゾーン作ればいいんじゃないでしょうか?

プロ野球の球場も近年ホームランテラス作ってますからね。

木製バットになったら高校野球だってホームランテラス欲しいでしょう。野手にとっては。

5m手前に持ち運びできるフェンスを並べればいいだけです。簡単にホームランテラスを作ることができるでしょう。

と、ここまでものすごい木製バット進めている僕ですが、正直金属バットでもいいんじゃないかと思います。

金属バットは金属バットでも、飛ばない金属バットです。

アメリカの高校生はこのいわゆる飛びにくい金属バットを使用しています。

これなら折れる心配がないので経済的不安が解消され、同じ金属バットなのでいきなり木製バットに変わるよりは移りやすいんじゃないかなと思います。

これが一番現実的な気がします。

ただ、実は木製バットだけど折れないものも存在するんです。

それがこのディマリニのコンポジットバット。

https://www.wilson.co.jp/baseball-softball/

実は僕もけっこう愛用しています。日本から持ってきたバットが折れてしまったので、仕方なくですが。。

練習用には折れないので良いかと思います。

アメリカのアマチュアチームや、ヨーロッパのチームならどこのチームにも一本ぐらいあるはずです。

ちなみに日本でも

ちなみにヨーロッパではリトルリーグの年齢(12歳ぐらい)ぐらいまで金属バットを使っていますが、それ以降はだいたい木製を使っています。

ヨーロッパでもその国の3部リーグぐらいになると金属バットOKのリーグはありますが。。

基本的に高校生の年齢でヨーロッパで金属バットを使う選手は、初心者や野球を始めて間もない人が多いです。

野球発展途上のヨーロッパでさえ、基本的に金属バットは反則。邪道。と考えている人が多い気がします。。

日本の高校生は野球先進国にも関わらず、技術がなくても飛ぶバットを使用しています。

高校野球の三年間に金属バットを使うのと、木製バットや反発係数の低い金属バットを使うのでは、技術に差がつくでしょう。

ちなみに僕は最初木製バットを使い始めた時、本当に外野まで打球が飛びませんでした。

でも、思い返すとそもそも金属でも全然飛んでなかったわ。と思い、特にショックを受けることなく木製バットに対応できました。

それでも、プロの選手でも金属バットの弊害から抜けられない選手も多いと元阪神タイガースの掛布氏も語っています。

https://www.nikkansports.com/m/baseball/column/kunikarakoko/news/201810040000533_m.html?mode=all

やはり練習量が多く成長期の高校時代の3年間は打者にとってとても重要な時期なのでしょう。

日本の打者の将来のことを考えるとなるべく早く飛ぶ金属バットは廃止するべきではないでしょうか?

バットが変われば、日本の打者のレベルも変わるんじゃないでしょうか?

近年、高校野球のピッチャーの投げすぎ問題も出ていますが、飛びすぎる金属バット問題も近い将来、もっと議論されるでしょう。

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